緊急トークイベント決定!
「フタバから遠く離れて」いよいよ東京・大阪でアンコール上映が始まりました!
ぞくぞくとトークイベントが決定しております。
以下、2名の方が舩橋監督とのトークに参加していただけることになりました!
2月24日 10:45~「フタバから遠く離れて」上映後
吉沢正巳さん(希望の牧場) x 舩橋淳監督(「フタバから遠く離れて」)
2月27日 10:45〜「フタバから遠く離れて」上映後
鎌仲ひとみ監督(「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」)
x 舩橋淳監督(「フタバから遠く離れて」)
劇場:オーディトリウム渋谷 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F TEL: 03-6809-0538
http://a-shibuya.jp/archives/3835
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本編に出演されている吉沢正己さん(希望の牧場)は警戒区域の中で、いまも牛を守り続けています。本作で取材したときは300頭ほどでしたが、いまは350頭までに膨れあがっているそうです。警戒区域に取り残された動物たちについて、じっくりお話したいと思います。
「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」などで、ご存じの鎌仲ひとみ監督。内部被爆の問題、福島県内と県外に引き裂かれた原発避難問題など、今も目の前にあり続ける原発問題について両監督がお話しします。
井戸川町長退任式 監督・舩橋淳
昨日2月7日井戸川町長の退任式が、旧騎西高校の避難所で行われました。
僕・舩橋も撮影に行って来ましたが、いろいろな思いが入り交じる時間でした。
町長は「避難途上において町長職を辞めるのは断腸の思い」「今回の事故は人類の事故で、日本だけでなく世界の事故だ。苦しい財政再建を乗り切って、町が良い方向に向いたときに発生し、原発は残念ながら壊れてしまった」と語りました。
辞職の理由については、文尾に報道があるので参照していただければ、と思います。その中でも大元にある原因は、避難基準が1mSv であるはずが、国は20mSvとし、その差に納得できず国へ抗議・交渉している間に、町の中で軋轢が生じ、そんなことはいいから一刻も早く賠償を進めろ、復興を軌道に乗せろ、という町民(町議員)との対立を生んだ、ということです。
町長は「自分の信念に逆らい、福島県内のいわき市に役場移転を決めたことを反省している」ともいいました。
今は福島県内に残っている双葉町民と福島県外に避難している双葉町民の価値観が対立し、その狭間に町長と町議会が挟まれ、引き裂かれてしまったのだと思います。そして、避難生活が長引けば長引くほど、この対立は根深くなる。一刻も早い救済が望まれます。
井戸川町長は「あの放射線レベルでは、福島にはいまは住めない」という前提で、国民を守ってゆくべき、という考えは絶対に曲げないそうで、今後は福島のこどもを守ってゆく活動など、被爆から国民を守るための活動を広くやってゆきたい、とのことです。
式の終わりに、校門前ロータリーで花束の贈呈、町民の見送り、挨拶がありました。涙を浮かべる町民に囲まれ、撮影している報道陣まで泣いていました。本当に惜しまれながらの式典でした。
まずは、井戸川町長にお疲れ様でした、と申し上げたいと思います。
1月後半に入院して以来、休みを取っていなかったので、充分身体を休めていただきたい。
そして、本人が仰っていたように、被爆を強いられている福島の人々、特に子どもたちを被爆から守る、という次の使命に向けて起動していただきたい。
放射線・被爆についてずっと培った知識と、国・官僚・県・東電の中枢と渡り合った経験から、きっと被害者の救済に役立つキーとなる人物になってゆくと思います。
僕自身は、井戸川さんを応援しつつ、あくまで双葉町に寄り添って撮影を続けてゆくつもりです。
以下、報道です。
http://news24.jp/articles/2013/02/07/04222715.html
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130208ddlk07010014000c.html



映画『フタバから遠く離れて』アンコール上映 ! 東京・大阪のスケジュール詳細(修正いたしました。)
【座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル】
http://zkdf.net/index.html
2月9日(土)13:00〜
※14:40から冲方丁(作家)と舩橋淳(監督)トークあり
【東京・オーディトリウム渋谷】
東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
TEL. 03-6809-0538
info@a-shibuya.jp
2月22日(金) 13:00〜
2月23日(土)〜3月 1日(金) 10:45〜
3月 2日(土)〜3月 8日(金) 10:00〜
3月 9日(土)〜3月15日(金) 13:30〜
※2月22日(金)はベルリン国際映画祭出品ロングバージョン(146分)特別上映
※2月22日(金)から3月1日(金)は連日各回舩橋淳監督が来場予定(※急な予定がある場合は変更の可能性もあります)
【東京・キネカ大森】
http://www.ttcg.jp/cineka_omori/
3月16日(土)〜3月22日(金) ※時間は近日発表
【大阪・シアターセブン】
〒532-0024大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F
TEL&FAX:06-4862-7733
http://www.theater-seven.com/
2月23日(土)~3月1日(金)12:50(1日1回上映)
3月2日(土)~3月8日(金)11:30(変更あり、1日1回上映)
3月9日(土)~3月15日(金)11:55(変更あり、1日1回上映)
★2月23日(土)~2月25日(月)はBOXⅡの映像ホールが貸館興行のためBOXⅠのイベントホールでの上映
★3月10日(日)はBOXⅡの映像ホールが貸館興行のためBOXⅠのイベントホールでの上映
大阪と京都 上映決定!
大阪と京都での上映が確定しましたのでお知らせします。
◎大阪 シアターセブン ※再上映です。
2月23日(土)~3月15日(金)
※日程によって会場が変わります。詳しくは劇場までお問い合わせ下さい。
※3月16日(土)以降は未定
◎京都 京都シネマ
3月23日(土)〜4月5日(金)
TEL075(353)4723
http://www.kyotocinema.jp/
「井戸川町長の不信任案可決、町議会解散・選挙について」 監督・舩橋淳
先日20日、井戸川町長の不信任案が双葉町議会で可決されました。
3日間の町議会を撮影・傍聴し、町議員8人と町長の質疑応答を聞いた一人として、私見を述べたいと思います。
町議員8人全員が町長を不信任とした理由は、大きく言えば3つありました。
それを一つ一つ掘り上げたいと思います。
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1. 中間貯蔵施設の会議への欠席
不信任案を提出した議員は、「復興のためには福島県の汚染から出る放射線汚染土壌やがれきの処分問題は避けては通れない。それなのに11月28日の中間貯蔵施設の現地調査を議論する会議に、町長だけが欠席し、福島県や町を落胆させた」
と非難しました。
しかし、これは事態を一面的しか見ていない見方です。
中間貯蔵施設建設で、今起きているのは、
「国が、原発避難民の権利保障(=賠償)を棚上げにしつつ、迷惑施設を彼らの町村に作ろうとしている」
ことです。このことは以前書いたので、それを引用しますと、
”中間貯蔵施設建設の議論に際し、井戸川町長は、国に対し、放射性廃棄物を生み出すことになった今回の事故の責任がどこにあるのか。(言い換えると、誰のせいでこの汚染が引き起こされ、その犠牲として双葉郡の一部が中間貯蔵施設を背負わされるのか)、最終処分場はどうなるのか、をはっきり示すようにと何度も求めてきました。それには応答せず、国は他の市町村の囲い込みを進め、さらに佐藤県知事、広野町長など直接施設に関係はしない市町村が「復興をおくらせるな!」という流れに乗っかっている。空気だけで物事が進められ、「誰の責任なのか」(=もちろん国・東電であり、それを国は明確には認めたくない)とロジックを突きつける町長のような人物は煙たがられる、というのが現状況です。
たしかに対話の輪を打ち切った町長にも非はあると思います。
しかし、日本の歴史上初めての原子力災害で、責任者が明確にされることなく、地方都市がそのゴミ処理を背負わされる、というのは正しいのでしょうか。これは国に都合がいいばかりでなく、その町で生きる権利を剥奪された人々の、生存権を侵しています。
求められているのは、
まず第一に、双葉郡の人々の生きる権利を確保して(事故の責任者(加害者)による仮の町設置・賠償)
第二に、その故郷に、申し訳ないが核のゴミ溜めを作らせてもらう交渉を始める
ことだと思います。それが物事の順番ではないでしょうか。
それをうやむやにされ、ロジックもなく「復興」の名目の元に、除染・中間貯蔵施設建設が進めるのは、双葉郡の他の市町村にとっても自らの生存権を侵す、つまり自分の首を絞めていることになります。”
迷惑施設を、その補償もなしに一方的に受け入れろ、という動きなのです。
この11月28日の会議の前に、町長は環境省に文書で質問しています(http://www.town.futaba.fukushima.jp/oshirase/yakuba/20121204_02.html/ )
それに対する国・環境省からの返答も同じく上記でダウンロードできます。
町長の質問「5. 賠償が片付いていないのに片方だけ進めるのはおかしい」に対し、環境省は「順次、賠償の議論は進んでゆくものと認識しています。」というだけでした。つまり、国の他の省庁、東電がやってゆくから、大丈夫、うちは直接は関係ない、という他人まかせです。
そんな煮え切らない状況で、11月28日会合が招集されました。
この会合では、現地調査の実施が決議される予定でした。
中間貯蔵施設建設の予算を見ると、建設費にボーリングなどの調査費が含まれています。
つまり、現地調査を受け入れる、それで可が出れば、着工となる、施設建設の場所が決定される、まさしく剣が峰でした。
ですから、町長は、双葉町民・双葉郡民の公益が、損なわれているという認識から、異を唱えるため、欠席せざるをえなかったのです。
このような事情を認識したとき、会議の欠席について非難できるでしょうか。
権利を損なわれている双葉町民、双葉郡民の立場を弁護するのが、町議員の役割だと思います。
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2. 復興の遅れ
双葉町は、7000人の復興会議と称して、福島県を中心に全国で、町民の手による復興ビジョンの作成に取り組んできました。
その出席者が少ないこと、町長が直接出席しないこと、に非難が集中しました。
為政者として、リーダーシップを発揮できていないから、町民が集まらないのだ、と。
町長は、「町民の手で復興ビジョンをつくって欲しい。自分が出席すれば、自分の意見だけで事が運んでしまうのはよくない。皆さんの意見を集約して、それを受けて自分が動きたい」という立場で、この会議は第3者のNPOに委託していました。
全国規模で、何回も重ねて開いたのにも拘わらず、出席者の数は芳しくありませんでした。
宣伝の問題もありましたが、避難生活で疲弊しきった町民に、役場側がだれも来ない会議で、自分たちだけで話せ、というのは厳しかったかもしれません。実際、町長が来るべきだ、という声が多く聞かれました。(町長、副町長もしくは役場職員が、出席するべきだという町議員の求めに対し、町長は議会で「今後そのように対応したい」と今回の町議会で返答しました)
ここにあるのは、全国にちりぢりになった双葉町の避難民を束ねる困難さです。
想像するだけでも大変であるのに、人が集まらないからと言って、これが町長だけの責任だといえるでしょうか。
非難されるべきは、賠償もなくこのような避難生活を強いる国・東電ではないでしょうか。
私も参加しましたが、復興会議に町議員の姿はありませんでした。
何人かの議員は参加したといってましたので、私がいけなかった会に参加したのでしょう。
しかし、十数回の会議であれば、8人の議員が分担して最低一人は毎回出席することはできるはずです。
議員が十分にその仕事をしているとは思えません。
そして、復興の遅れの核心は、賠償問題です。
町長は、双葉町弁護団と一緒に、国・東電に対し、もっとも本質的な財物の賠償(家・土地の不動産など)の見直しをずっと求めています。
それは「元の生活レベルに戻す」ための補償というより、「311直前の市場価格(古い農家などは限りなく低くなる)で支払い、できるだけ賠償額を減らす」ための補償になっており、大原則が東電有利に仕込まれているからです。
私は、双葉町が旧騎西高校に移転してきた当初からずっと取材を続けています。
最初ほとんど空っぽだった校長室(=町長室)は、伺う度に、放射線防護、低線量被爆、公害訴訟、団体訴訟、環境問題などの書物が本棚を埋めていきました。町長は、本当に勉強しておられます。町民の生命と財産と権利を守るために、国・東電という大きな組織を相手にどう対峙してゆけばよいのか、震災以後のほぼ2年間ずっと考え続けてきています。
賠償問題は、不動産・土地売買、被曝許容量、警戒区域の線引き、公害補償、憲法の生存権など、複雑な問題が絡み合っています。
町民を守るため、その交渉の最前線に立ってきた町長を退け、新たな町長をたてることが、町民の利益となるどころが、大きな不利益になってしまうことは、自明だと思います。
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3. 町議員への説明・対話がなされていない。
町長の不信任案が提出されたのは、震災以降今回が3回目でした。
それまでの2回とも共通する批判は、「町長は独断的だ」「町長は町民の声を聴く努力をしていない(岩本議員)」というものでした。
町長は、福島県内や新潟・茨城の仮設住宅や借り上げ住宅を回ってきました。
上記の”7000人の復興会議”とは、まったく別で、です。
各地で町政懇談会を開き、国側・東電側の担当者も出席させました。町民の「いつ帰れるようになるんですか?」「○○の賠償はどうなるんですか?」という質問に、国・東電担当者があいまいな答えをすると、町長は間に入り「それは答えになっていない。町民の方は、○○はどうなっているのか?と聞いてるんです。もう一度答えて下さい」と、詰め寄りました。
全国各地に双葉町民が点在しているため、一つの仮設に訪れる機会は、少なったかもしれません。
それが、福島県内に住む町民が、「声を聞いて貰えない」 「役場は、もっと側にあるべきだ」という不満の原因になっているのは事実です。
それであれば、町議員もこれを手伝うことはできるはずです。
現に隣の浪江町は、馬場町長以下、町議員がチームを組んで各地を回っています。
町議員から、仮設回りに協力したい、となぜ言い出せないのでしょうか。
町民・町議員・町長、全員が集う形の町政懇談会があってもいいはずです。
それが一度も行われていないのは、町長と町議員の対話が不在だからです。
これには、町長・町議員に等しく責任があります。
町議員が言うように、町長も対話の努力が足らなかったこともあると思います。
しかし、その責任は等しく、町議員にもあるはずです。
ですから、この問題で互いを叱責しあって、なんの意味があるのでしょうか。
過去は水に流そう、ちゃんと話し合おう、というのが、成熟した代表者の在り方だと思います。
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以上、3点を述べましたが、さらに町議員が触れていない重要な問題があります。
町民の健康問題です。
国は、国際基準である被曝許容量年間1mSvよりも、よっぽど高い20mSvで、居住可能としています。
それは、医学的根拠が乏しく、町長は国・環境庁に対し、何度も抗議してきました。
国は、この20mSvという線引きで、居住可能区域を再編しようとしています。
これを受け入れてしまうと、
5年以内に、原発から4~5キロの町のある地区で、居住可能だから住んで下さい。
賠償は、それまでの5年分しか払いません。
しかも、近くに中間貯蔵施設ができます。
という、事態になりかねないのです。
この健康問題については、町議員は口を閉ざしたままです。
町長といっしょに議論して、町民を守るための町の態度を話し合うべきです。
これは子供たちの将来につながる、重大な問題です。
この問題には目をつむり、復興を進めることは、福島県の将来を担う子供たちに対する背徳です。
今、目の前の「復興! 復興!」 という空気に、町議員は流されてしまっているのではないでしょうか。
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【町議会選挙へ】
12月26日 井戸川町長は、町議会を解散させました。
2月の初旬に行われるだろう町議員選挙では、双葉町民による町議員の評価が下されます。
前出の町議員8人がそのまま当選すれば、おそらく再度不信任を提出します。可決されれば、町長は自動的に失職します。
町民が、町議員と町長、どちらが正しいかを評価する選挙ともいえるでしょう。
町議員候補は、それぞれ●町長のやって来たことの評価●町議員として自分のやってきたこと●自分はどうやって町長と協力体制をくんでゆくのか(もしくは、組まずに受かったら即刻不信任を再度突きつけるのか)を話さなければいけません。
町民にむかって、町長のいたらなさを非難をする町議員選挙ってあるでしょうか。
町議員一人ひとりが、自分が何ができるのか、を問いただし、それを町民に聞かせてほしいと思います。
それを町民のみなさんも聞きたいのだと思います。
不信任案可決直後、私が町民の皆さんの声を聞いたところ、
「情けない。他の町はみんな協力し合ってるのに、双葉だけ内輪もめだ。」
「町長は、ずっとがんばってきた。悪いのは東電なんだ。なんで、八つ当たりすんだ?」
「町議員は、町長に協力すべきだろ」
「町長も町議員と話し合うべきだ、ケンカをしてる場合じゃない」
「総選挙があって、国はどんどん他の方向に行っている。町がバラバラになれば、皆に忘れられる。
ここはみなが一つにならないんでそうすんだ!」
という意見が聞かれました。
双葉町役場には、毎日町長への応援ファックス・メールが大量に届いていると聞きました。
全国で、町長に賛同の声が上がっているのは、町長が、正義を貫いているからほかなりません。
その高潔な姿勢が多くの人の心を打っているのだと思います。
そして、福島第一からの電力に依存してきた関東圏の人間にとってはさらに、
事故被害者への補償を棚上げにして、さらなる被害=中間貯蔵施設を押しつけること
は絶対やってはならない、という思いがあります。
私は、正義を貫いている町長を支え、町民と町議員が一丸となってゆく、
そんな協力体制が生まれることを願ってやみません。
それが、町民みなさんのための民主主義になると思うからです。
舩橋淳
(「フタバから遠く離れて」映画監督)
渋谷オーディトリウム “再上映タイムテーブル”
2013年2月23日(土)〜3月15日(金)の上映スケジュールが決定いたしました。
※トークゲストなどは決まり次第、お知らせいたします。
2013年/
2月23日(土)〜3月 1日(金) 10:45〜
3月 2日(土)〜3月 8日(金) 10:00〜
3月 9日(土)〜3月15日(金) 13:30〜
「井戸川双葉郡町村会長の辞職について」 監督・舩橋淳
【拡散希望!】井戸川双葉郡町村会長の辞職について、私見を書きました。井戸川町長はいま孤立しています。彼を追い込むのは、誰のためにもなりません。
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「井戸川双葉郡町村会長の辞職について」
12月10日 井戸川双葉町長が、双葉郡町村会長を辞職しました。
(朝日新聞リンク)
その後、井戸川町長に直接聞いたり、福島県内の他の市町村の方々にきいた情報を元に、僕の見解を書きたいと思います。
中間貯蔵施設建設の議論に際し、井戸川町長は、国に対し、放射性廃棄物を生み出すことになった今回の事故の責任がどこにあるのか。(言い換えると、誰のせいでこの汚染が引き起こされ、その犠牲として双葉郡の一部が中間貯蔵施設を背負わされるのか)、最終処分場はどうなるのか、をはっきり示すようにと何度も求めてきました。それには応答せず、国は他の市町村の囲い込みを進め、さらに佐藤県知事、広野町長など直接施設に関係はしない市町村が「復興をおくらせるな!」という流れに乗っかっている。空気だけで物事が進められ、「誰の責任なのか」(=もちろん国・東電であり、それを国は明確には認めたくない)とロジックを突きつける町長のような人物は煙たがられる、というのが現状況です。
たしかに対話の輪を打ち切った町長にも非はあると思います。
しかし、日本の歴史上初めての原子力災害で、責任者が明確にされることなく、地方都市がそのゴミ処理を背負わされる、というのは正しいのでしょうか。これは国に都合がいいばかりでなく、その町で生きる権利を剥奪された人々の、生存権を侵しています。
求められているのは、
まず第一に、双葉郡の人々の生きる権利を確保して(事故の責任者(加害者)による仮の町設置・賠償)
第二に、その故郷に、申し訳ないが核のゴミ溜めを作らせてもらう交渉を始める
ことだと思います。それが物事の順番ではないでしょうか。
それをうやむやにされ、ロジックもなく「復興」の名目の元に、除染・中間貯蔵施設建設が進めるのは、双葉郡の他の市町村にとっても自らの生存権を侵す、つまり自分の首を絞めていることになります。
井戸川町長は「混乱を避ける」ため辞任した、と言いました。
町村会の和を乱すことは、良くないのでしょう。
しかし、集団がなんとなく空気に流され、自らの権利を冒涜し、自滅してゆくときは、どうすればいいのでしょうか。
成熟した大人として、ロジックに基づいて、対話が開かれることを望みます。
これがまた、「空気」としてマイナスイメージを生み、双葉町長の辞任要求へ悪影響を及ぼすようなことがないよう、祈ってます。
舩橋淳
(映画「フタバから遠く離れて」監督)
「井戸川町長辞任要求について」 監督・舩橋淳
【拡散希望!】
総選挙前、ものすごいニュースが飛び込んできました。
双葉町の町議会が、井戸川町長に辞任要求をする方針です。
明日、その要求書が提出されます。
(福島民報 12月9日 http://www.minpo.jp/news/detail/201212095369)
以下、僕の思うところを書きたいと思います。
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「井戸川町長辞任要求について」
双葉町の町議会が、井戸川町長に辞任要求をする方針とのニュースを聞き、たいへん危惧しています。
辞任を要求する理由は、議会と情報の共有化に努めていないことや、中間貯蔵施設に関する福島県との会合に町長が欠席したことなどが挙げられています。
その背後にあるのは、賠償も進まず、出口の見えない避難生活で溜まりに溜まった町民のフラストレーションがあり、
全てが遅々として進まないのは町長の責任にあると、不満のはけ口として責任追及したくなる、破壊欲求があります。
はたして原発避難の現状が進まないのは、町長一人の責任にあるのでしょうか。
「元あった生活レベルをそのまま取り戻す」ことよりも、国と東電は賠償金をできるだけ値切ろうとするため、それが摩擦を生み、賠償は全く進んでいません。中間貯蔵施設に関しては、●原発事故の責任者を明らかにすること、●最終処分場をどうするつもりなのか明らかにすること、●避難民の生活再建へ向けてのプランを明らかにすること、という双葉郡側(井戸川町長は、双葉郡を統括する双葉町村会会長)の要求を無視し、国と県はとりあえず中間貯蔵施設を押しつけようとしています。国と県が一方的に囲い込みを進めるのに抗議するため、井戸川町長は欠席しているのですが、それは「話し合いの場につこうともしない」というマイナスイメージに見られています。当事者としては、何度か話し合いの場を持った後、こちらの要望を意図的に無視する権力への抵抗なのです。
その町長のマイナスイメージの尻馬に乗って、町議会では町長の後釜を狙う派閥もあります。
その派閥は今までことあるごとに町長不信任案提出し、町議会の停滞を招いてきた議員たちです。
町議会議員には、双葉町復興に向けての町民の意見収集など、全国に散らばってしまった双葉町民と町政とのつなぎ役としてできることが沢山あります。しかし、この派閥は町長の責任追及にばかり終始し、議員としての仕事を全く疎かにしています。
町政が停滞しているのは、町議会にもその責任があるのです。
町政が滞ると、町民の不満もさらに増し、町議会へも町長へも批判的になってゆく・・・そんな悪循環に今陥りつつあります。
ここで対立をさらに激化させて、何の意味があるのでしょうか。
今まで国・東電との激しい交渉を続け、町民の権利と財産を守ろうとしてきた井戸川町長を辞任させることに、何か生産的な効果があるのでしょうか。
残念ながら原発避難は明日や来週終わる話ではなく、これから5年も10年も20年も続く話です。
町が内部分裂するのではなく、一つになって、国や東電という原発事故の「責任者」と対峙してゆくことが肝心です。
町議会が辞任要求を撤回し、議会と町長が生産的な対話を再開することを希望します。
舩橋淳
(映画「フタバから遠く離れて」監督)
エンディングテーマ曲が iTunes に !
for futaba – 双葉町のみなさんのために – が iTunes にupされました。
坂本龍一さんの作曲・演奏 映画「フタバから遠く離れて」 エンディングテーマです 。
https://itunes.apple.com/jp/album/ying-hua-futabakara-yuanku/id580477620?i=580477689&ign-mpt=uo%3D2
12月1日より大阪、名古屋での上映開始!
大阪はシアターセブン(〜28日)、名古屋は名古屋シネマテーク(〜7日)
詳しくは各劇場にお問い合わせください。
またオーディトリウム渋谷にて2013年2月23日(土)〜3月15日(金)での再上映が決定しました。
3.11をはさんでの上映となります。



