10月2012
井戸川町長が、スイス・ジュネーブの国連人権理事会UPRでスピーチします。
舩橋より、一つお知らせです。
来週30日14-16時 (日本時間21-23時)に、井戸川町長がスイス・ジュネーブで行われる国連人権理事会で、スピーチします。
私も、舞台裏でいろいろお手伝いしているのですが、
原発事故がどれだけ人が人間らしく生きる権利を阻害しているのか、お話しされる予定です。
国連人権理事会のUPR(普遍的定期審査)というもので、
http://www.ohchr.org/en/hrbodies/upr/pages/uprmain.aspx
です。
4年に一度各国が審査されるそうで、今年は日本の番であり、フクシマへの関心は非常に高いそうです。
審査結果は31日に発表されます。
国際的に見て、日本がどれだけ人権侵害をしているのか、評価が下されます。
スピーチは、今某所でUSTできないか画策しております。
詳細が分かり次第必ず、ここでお知らせします。
が、その前にこの情報をぜひ、ぜひ拡散ください。
福島の人々を日本は守ることができているのかどうか、国際的な判断が下される、と表現してもいいと思います。
大手メディアもぜひ取り上げて欲しいと思います。
以下、先日「フタバから遠く離れて」のトークイベントでもご一緒したふくしま集団疎開裁判主任弁護士・柳原敏夫さんのメールを添付致します。
舩橋淳
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From: Toshio Y
Date: October 25, 2012 18:48:06 GMT+09:00
To: Atsushi Funahashi
Subject: 参考:国連人権理事会のUPRと前日のNGO 説明会
舩橋さん
こんにちわ、柳原です。
今ほどはどうも。
とりあえず今回の基本情報を送ります。
1、国連の人権理事会
国連の広報資料
http://www.unic.or.jp/new/pr06-017-J.htm
外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken_r/index.html
2、人権理事会のUPR(普遍的・定期的審査)
外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken_r/upr_gai.html
3、今回の日本が審査対象国となって審査を受けるUPRについて
(1).審査の日
今月31日14時から(国連の日程表を添付→赤字部分が日本)
(2)、日本のNGO主催による情報提供の説明会の日
前日30日の14時から(国連の日程表を添付→赤字部分が日本)
4、日本のUPR
国連加盟国が順に審査を受ける、およそ4年に1度、審査が回ってくる。
(1)、2008年の第1回目の審査
日弁連のHP
http://www.nichibenren.or.jp/activity/international/library/upr.html#upr_2
42の国々から死刑制度、代用監獄、女性問題、アイヌの問題等、国内の人権問
題について指摘や質問があり、勧告を受けた。
それに対し、日本政府は、13の勧告に対して受け入れを表明、4つの勧告には
保留、9つの勧告には「受け入れない」との意思表明を行なった。
(2)、今回は2回目
83ヶ国からの質問が予定。
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福島原発事故による人権侵害に対し世界の関心が高いことをうかがわせる。
5、30日の説明会の概要
以下、ブログに投稿用の原稿です。
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今回の日本の人権問題に対するUPRは、10月31日に各国の代表者らによっ
て行なわれるが、その前日、日本の人権NGOである「言論と表現の自由を守
る会」の主催による説明会が国連建物内で行なわれる。その説明会に出席する
のが、〈ふくしま集団疎開裁判〉の弁護団たちだ。
UPR前日の説明会に出席し、スピーチするのは、弁護団の柳原敏夫氏の他
には、「言論・表現の自由を守る会」事務局長の垣内つね子さん、福島県双葉
町の井戸川克隆町長、それに、福島の子どもたちの被ばく問題を憂慮し、今年
5月自費で来日した、フランス在住のスイス・バーゼル大学医学部名誉教授
の、ミッシェル・フェルネックス氏だ(本年5月の講演「福島の失われた時
間」)。
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou132Ja.pdf
フェルネックス博士は、もともとチェルノブイリ原発事故に多大な関心を持
ち、その事故の悲惨さ、重大さについて早くから警鐘を鳴らして来た専門家で
ある(ドキュメンタリー「真実はどこに? 」(2004年))。
UPR前日の説明会(10月30日)では、2時間の持ち時間の中で、「原発事故
以後に起きている福島の現状」について、井戸川双葉町町長が話し、福島の子
どもたちの健康被害について医学的見地からフェルネックス氏が解説、さらに
福島の子どもたちを救済するための〈ふくしま集団疎開裁判〉について柳原弁
護士が説明する予定だ。
また同裁判の弁護団に加わっている、6年前、裁判長として稼動中の志賀原
発の差止を命じた判決を書いた井戸謙一弁護士は、今回日程の調整がつかず出
席がかなわなかったが、「ビデオレター」という形で、説明会会場の人たちに
メッセージを送るという。さらに、原告のお母さん2名も、「ビデオレター」でメッセージを送る。
「フタバから遠く離れて」トークイベント 2
◎10月17日
・舩橋淳監督と、想田和弘さん(映画監督)。
本作における想田さん的名シーンは2つあり、1つは海江田さんと細野さんが会議冒頭に挨拶だけして退席していく場面。2つ目はデモの陳情のシーンで、議員が何故か全員襷をかけ何故か皆で握手をする場面。実はこの2つのシーン、海外で上映した際は必ずと言って良いほど質問を受けるのだと舩橋監督。大事な会議なのに、何故冒頭挨拶だけして退席するのか、抗議に来ているのに何故握手なんかするのか・・・。
もう1つ、想田さんが心に残ったシーンがあるとのことで、それは一時帰宅の日に避難所を出発したバスを見送る東電社員が深々と頭を下げてお見送りするも、いつ頭を上げて良いかわからず周りの様子をうかがっている場面だそうです。その姿は自分の姿に重なる部分でもあり、やはり自分もこの問題からは”遠い”のだと感じたと仰いました。自分を免罪するわけにはいかず、政府が悪い政治が悪いだけではいけないのだと思ったとお話下さいました。日本はこの事故が起きるまで、原子力は素晴らしいものと信じていた、それに対する総括が今回なされていないよね、と2人。双葉の人もそうだし、全世界の人もそう、被害者の面だけでなく当事者の面もある(決して批判の意味ではなく)とお話されました。
本作は当初11時間もあった映画を96分まで縮めています。そこに入りきらなかったものは全て監督の著書に書いてあります。原発反対の色を付けた映画ではないので、推進派の人にも是非観てほしいという監督の言葉に、「まぁ、色付いちゃってるけどね(笑)」と想田さんから突っ込みが入ると場内からは大きな笑い声が。今週土曜日から公開する想田さんの『演劇1・演劇2』は5時間42分もある作品であることを踏まえ、「想田さんなら11時間のまま出しただろうね」と舩橋監督が言うと、またしても大きな笑いが会場に響き渡りました。しかし、さすが『演劇』!!何と全部で300時間あったそうです。そこから厳選して5時間!編集作業は大変なのですね。
今週末公開の想田さんの作品『演劇1・演劇2』、私も丸1日この映画にかけるつもりで観に行こうと思っております。(文責・宣伝部佐々木)
◎10月18日
・舩橋監督、『相馬看花』松林要樹監督。
想田和弘監督と同じく、一時帰宅の場面で東電社員がバスを見送りながら頭を下げるシーンが可笑しいとお話されました。自身の撮影体験も通し、被災者を”5-5-2”などと番号で呼ぶことについて、管理する側は楽だけど囚人じゃないんですからねと思ってしまうという感想に対し、舩橋監督からは「実際に見ているとかなり一生懸命な印象を受ける」と意外な答えが返ってきました。それを避難所の方に話すと「当たり前だよ」と言われたとのことですが、東電の上役達は全然批判もされず立場も保証されているのに対し、下の人達は時に罵声を浴びせられながら謝る姿を見て、不平等な社会だなと感じたのだそうです。それが撮影時、自分の思い込みがひっくり返った体験だったと舩橋監督。
一方、『相馬看花』に出てくる老夫婦は、昔ご主人が原子力発電所の職員だった為、避難しようにも避難所に居づらいという理由から、避難区域に留まって生活していました。松林監督はそういう立場・理由の人がいるということを、撮影を通して初めて知ったとお話下さいました。2人の作品には、ガイガーカウンターの数字を一切映していないという共通点があります。原発ものは時代によって数値の単位も変わっているので、そういうものではなく人間を映したかったと松林監督。舩橋監督は今回の事故でを受け、人間は放射能に対して無力なのだと感じたそうです。その無力さを敗北として認めるか、まだ足掻いてみるのか、どちらかだが、双葉町が興味深かったところは、最初から敗北を認め最も遠くに逃げた点、それが他と一線を画していた。放射能はどんなに離れても怖いもの、数字ではないと思い、だから人間を映そうと思ったのだとお話下さいました。(文責・宣伝部佐々木)
◎10月20日
・東京大学大学院総合文化研究科教授高橋哲哉先生をゲストにお迎え致しました。
17歳まで福島県で育ったという高橋先生は本作を3回も御鑑賞頂いております。
監督に作品の感想を求められると「まず、よくこの作品を撮ってくれたという感謝の念なんですよね~。非常に丁寧に、あるを時間付き合って撮ってくれた。被災地出身の人間としてありがたいという思い。」と感慨深げに仰いました。原発事故後に「犠牲のシステム 福島・沖縄」 (集英社新書) 」を出版された高橋先生は、戦後日本は国の為に国民が犠牲になってはならないはずだった、原発事故を受け、故郷にリスクを負わせていたのかと思うと忸怩たる思いだとお話下さいました。”国策”という冠を付けるのであれば、予めリスクをきちんと伝えるべきと舩橋監督。ハイリターンばかり伝え、ハイリスクを伝えないのはおかしい、一般企業の商品ではなく、国策なのだから、国たるものが何故きちんと国民に伝えないのかと怒りをぶつけておられました。
高橋哲哉先生の著書「犠牲のシステム 福島・沖縄」の詳細はこちらに http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%A0%E7%89%B2%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E3%83%BB%E6%B2%96%E7%B8%84-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E5%93%B2%E5%93%89/dp/4087206254 …
・高橋哲哉先生(哲学者・東京大学大学院総合文化研究科教授)、舩橋淳監督
・映画評論家の山根貞男さん、舩橋淳監督。
いくつもの震災映画を観てきたが、やっと手応えのある作品が出てきたなという感想ですよと本作を絶賛。無惨なシーンを撮れば映像に迫力が出るのは勿論のこと、そのような材料を使わずに1本の映画をつくりあげる、それが結果として良いなと思える・・・禁欲的であるが故の良さがあると評価下さいました。山根さんは一時帰宅のシーンでと、デモのシーンに胸を突かれる思いがしたとお話下さいました。普通の人だったら、一時帰宅時にあれもこれもと私物を持って帰りたくなるものだが、その欲が出てこない様子をみると、これまでに何度も我慢我慢の避難生活を強いられてきたことが伺える。それを映し出せたことは優れた映像だと思うと評価。また、デモのシーンで「戻りたいと思うことが間違いではないか」という台詞からも、前述の様子が伺えると仰いました。
戻りたい・・・けれど何処かへ行くしかないのだ・・・しかし行く当ても無い・・・その感情が揺れ動く様子を捉えたこの映画は、やはり非常に優れているのだと。舩橋監督が、布団の周りの物しか無い、この人達にはこれしかないのだという、何も無い感じを伝えたかったと話すと、何もないけれど必ず何かがくっついている感じ、それがこの作品にはたくさん散りばめられているんだよねぇと山根さんは仰いました。(文責・宣伝佐々木)
◎10月21日
・プロジェクトマネージャーの柳澤円さん、舩橋淳監督、ライター・PRプランナーの柳澤史樹さん
「福島は何とかなっているのだろう」というのが東京感覚で、原発問題は月日が経つ程に遠く感じているのではないか、それをどうしたら良いのかと思っていると監督。日本人はとてもマメなので、放射能マップなどリサーチは細かくやるが、時間軸方向で見積もることは下手であるとお話下さいました。
公開初日からトークゲストが錚々たるメンバーの中、自分たちがこの場に立つことについて色々と考えてきたんだよねと史樹さんが仰ると、円さんは一言「市民代表で」と付け加えられました。柳澤さんと以前から交流のあった監督は、その言葉を受け「有名な方も沢山お呼びしたけれど、小市民として自分たちで何か行動を起こしている人達と話をしてみたかったんですよね。自分たちが何かをやっているという部分がおもしろいのではないかと思ったんです。」と仰いました。
柳澤さんをお迎えしてのトークはこの場に留まらず、トークショー終了後には劇場下のカフェを貸し切り、ご来場者の皆様と懇親会を行いました。監督も交えて約2時間お話し合いの場を仕切って下さいました。(文責・宣伝佐々木)
トークショー終了後、オーディトリウム渋谷下のカフェを貸し切り懇親会。
仲間の宣伝マンが通りかかり、「ナンデスカコレ?」と驚いていました。
このように一般の方々が宣伝協力をして下さることはなかなか無いのです。しかもこれがまた、凄い動員力なのです。
本日の上映も大変な盛況でした。ありがとうございました。(文責・宣伝佐々木)
◎10月22日
・ブータン王立自然保護協会の理事であり、ジャーナリストでもあるツェリン・タシ氏が来てくれました。
「フタバから遠く離れて」を見て、Less is More.(より持たないことが、より持つことになる)という考えを深めたといいました。拝金主義ばかりの現代文明の行き詰まりが、この映画に描かれている。ブータン国王にもぜひ見てもらいたいと思う、とも仰りました。
・福島原発告訴団団長の武藤類子さんをゲストにお迎え致しました。
監督から映画の感想を尋ねられ、1人1人に1つ1つの困難があるのが原発事故。何とも切ない映画ですねと涙ぐんでおられました。この事故によって得た教訓を何か形にしていかなければならない、間違った原子力政策は正していく、国のあり方を変えていくことが私達大人の子どもに対する責任かなと思っているとお話下さいました。事故前から日本はそれほど良い国だとも思っていなかったけれど、事故が起きてみて「あぁここまでですか」と思ったとのこと。障害者の避難問題、子どもの健康問題など、1つ1つ声を出していかなければ何も伝わらないのが現状だという武藤さんの言葉を受け、今まで水俣病などの例がありながら証明責任を被害者に負わせるのはおかしい、そうやって被害者はどんどん忘却の彼方へ追いやられていくと舩橋監督。双葉町の人達が未だ旧騎西高校で生活を続けていることが報道されなくなってきた、意図的に忘れさせようとしているのがわかりますよねと武藤さん。第一次告訴を8月に終え、第2次告訴が今月末〆切、11月15日に福島地方検察庁に書類を提出予定とのこと。誰でも告訴人になれるので、各地方(関東事務局・東北事務局など)の書類をダウンロードして記入してほしいとのことです。 情報はこちからからhttp://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/ (文責・宣伝佐々木)
今後のトークショー・スケジュール
10月22日(月)以降のトークショー情報です。ぜひ、この機会に映画とともにご鑑賞ください!
聞き手はすべて舩橋淳(監督)
10/22(月)12:30 武藤類子(福島原発告訴団団長)
10/23(火)18:50 鈴木一誌(グラフィックデザイナー)
10/24(水)18:50 開沼博(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員)
10/25(木)18:50 広河隆一(ジャーナリスト)
「フタバから遠く離れて」トークイベント
上映後に開かれるトークイベントの内容と写真をダイジェ
書き手は、宣伝・佐々木と監督・舩橋淳が混
舩橋淳監督、井戸川町長。
10月15日伊藤菜衣子さん(暮らしかた冒険家)、平野友康さん
(デジタルステージ代表)、舩橋淳監督。
監督がNO NUKESでお世話になった時、司会をされていたお2人です。
「二度と起こさないことはできるかもしれないけれど、起こってしまった
ことに対しては本当に無力」と平野さん。「自分が原発問題に対して何か
をするということよりも、原発がなくても大丈夫な構造にするということ
が大切ではないか」と菜衣子さん。舩橋監督は「福島の人が可哀想という
だけでは他人事。電気を使っているのは関東圏なのだから、それを我事と
して考えること、行動することが政治参加でもあるのではないか」と。
できることの中で優先順位を決めることが日本には欠けている。経済的価
値より社会的価値の方が大切なのではないか。ドイツは脱原発の時に倫理
委員会で、その優先順位を明確にしていったという監督の解説でトーク
ショーは時間切れに・・・時間がなくてすみません。
10月16日 福島集団疎開裁判主任弁護士柳原敏夫さん、舩橋淳督。
柳原弁護士を主任として起訴した「ふくしま集団疎開裁判」で福島の
子ども14人が自らを避難させるよう仮処分を求めましたが、棄却され
ました。
憲法9条に匹敵するのが年間被爆量1mSv以上に「避難の権利」を認
めるチェルノブイリ法だと考えるが、日本政府は、その基準に合わせ
てしまったら原子力推進政策がダメになるので避けようとしていると
しか思えない、とお話下さいました。予算がかかる部分だけチェルノ
ブイリから学び、肝心な部分を避けていると。20ミリシーベルト問題
を受けて「備えあれば憂いなし」という親の考えに対し、文部科学省
は福島の子どもたちがみな避難してしまったら福島の学校が立ち行か
なくなるという答えを返したのだそうです。それでも子どもを避難さ
せようとしたとき、何が争点になるのか?という監督の質問に対し、
内部被曝に関しては研究が進んでいない…
「フタバから遠く離れて」劇場公開初日フォト・レポート!
初日13日は、もんじゅ君、マエキタミヤコさん(サステ
劇場でみなさん、ご挨拶。
美術室・室長の高野一美さんは、「今も避難生活が続いている。
大変な毎日だ。みなさんの応援をお願いしたい」
井戸川町長も駆けつけ、「復興という名の下に被爆問題は
葬り去られている」と語りました。
「双葉町の町民は、未だに棄民の状態であります。被爆を
強いられ、避難生活が続き、賠償ももらえず、国は国民を
守ろうとしていない。本音は、(この映画の示す)現状なん
て見て欲しくない、けど見てもらわないと現状を理解して
もらえない」さらに、チェルノブイリよりも4倍高い被爆
基準を強いられる福島県内の状況を説明し、「避難の権利」
も保証されない人々の痛みを訴えました。
舩橋淳監督、「福島第一原発で生産されてきた電力はほぼ
100%関東圏に送られてきた。我々の使う電気のために、
双葉の人々が避難を強いられる状況こそおかしい。我々は、
この事故の当事者なんです」といい、さらに上映活動を広げ
たいと語りました。
双葉町で今も避難されている方々(=電気を生産してきた人々)
と、東京の観客(電気を消費する人々)との対話が行われ、
とても意味のある時間となりました。
好評につき、上映期間が延長となりました!
好評につき、上映期間が11月9日(金)まで延長されます。
お時間等の詳細は下記の通りです。2週間ではスケジュールが合わなかった方も、ぜひご来場ください!
10月13日(土)〜10月26日(金)まで 連日12:30/18:50
10月27日(土)〜11月9日(金)まで 連日11:00
※ご注意:11月3日と4日は休映となります。また10月27日以降は被災者無料のサービスはございません。予めご了承のほどお願い致します。
井戸川町長の来場日が14日に変更となりました
急なご公務のため、井戸川町長の来場日が13(土)から14(日)12:30の回に変更となります。既に予定を入れて頂いていた方には大変申し訳ございませんが、何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。
各週刊誌にて続々と紹介されています!
10月9日発売「週刊朝日」「サンデー毎日」に『フタバから遠く離れて』の紹介記事が掲載されています。
朝日新聞(夕刊)にて映画評が掲載されました!
映画評論家の山根貞男さんによるレビューが掲載されています。
「被災者への視線 迫力生む」(10月5日付)
オーディトリウム渋谷にてトークショー開催!(10/11更新しました。)
◎トークショー・スケジュール
聞き手はすべて舩橋淳(監督)
※ゲストの無い日は、舩橋監督のトークショーあり。
※井戸川町長はご公務のため、当初13(土)来場の予定でしたが、14(日)のご来場と変更させて頂きます。
すでにご予定を入れて頂いていた方、大変申し訳ございません。何卒ご了承のほど、よろしくお願いします。
10/13(土)18:50 マエキタミヤコ(サステナ代表)
10/14(日)12:30 井戸川克隆(双葉町長)・双葉町避難所のみなさん/18:50 佐々木敦(批評家)
10/15(月)18:50 平野友康(デジタルステージ代表)・伊藤菜衣子(暮らし方冒険家)
10/16(火)18:50 柳原敏夫(福島集団疎開裁判主任弁護士)
10/17(水)18:50 想田和弘(映画監督)
10/18(木)18:50 松林要樹(映画監督)
10/20(土)12:30 高橋哲哉(哲学者・東京大学大学院総合文化研究科教授)/18:50 山根貞男(映画評論家)
10/21(日)12:30 柳澤史樹(ライター/PRプランナー)&柳澤円(プロジェクトマネージャー)
10/22(月)12:30 武藤類子(福島原発告訴団団長)
10/23(火)18:50 鈴木一誌(グラフィックデザイナー)
10/24(水)18:50 開沼博(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員)
10/25(木)18:50 広河隆一(ジャーナリスト)