10月2015
【山形国際ドキュメンタリー映画祭レポート】
2015年10月16日
10月13日「フタバから遠く離れて 原発避難1475日の記録(山形バージョン)」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映されました。
2012, 2014年に公開された第一部&第二部とスピンオフ作品「放射能 Radioactive」にさらに新たなフッテージを加え、時系列順に整理した2015年までの総集編です。
震災から4年以上が経過し、今も事故が収束していないにもかかわらず忘却の彼方に押しやられている「我々の問題」としての福島原発事故を、いま捉え直すために、総括しておく必要があると考え、まとめました。
「ここにある Cinema with Us」と題された震災以降のドキュメンタリーを特集したセクションで上映。
地元を中心に約40名の方が集いました。私・舩橋と橋本佳子プロデューサーが参加した上映後のディスカッションでは、時間がどんどん経過してゆくなか、原発避難を映像記録してゆく意味を話ししました。
安保法案が成立し、民主主義そのものの存在意義が問われている中、川内原発二号機も「粛々と」再稼動されました。
今この映画を残してゆく意義は大きいと考える我々は、震災から5年となる来年3月に、新たにまとまった作品としてお見せしたいと考えています。
舩橋淳
Category:Festivals, Yamagata2015
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