【東京都知事選:原発争点回避=福島切り捨て】
2014年1月15日
東京に原発はないし、東電の株も今は保有率は低いのだから、脱原発は都知事選の争点にはならない、と言われている。
もう忘れてしまったのだろうか。
福島第一原発で生産された電力は、その殆どが東京首都圏に送られて来たということを。僕たち都民が使って来た電気のために、福島浜どおり地方の人々に長年リスクを押しつけ、ついに起きた事故の甚大な災禍に巻き込み、今も15万人以上に宙ぶらりの避難生活を強いているということを。
僕たち都民は原発事故の責任の一端を担っているのだ。
「原発が争点にならない」と言うことは、過去は世話になったかもしれないけど、今は送電されていないのだから関係ない、と言うのと同じ。傲慢な忘却だ。
東京都民は今回の投票行為において、「原発を争点化しないこと」=「福島を切り捨てること」だと自覚しなければいけない、と思う。
舩橋淳
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