フタバから遠く離れて

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ベルリン国際映画祭レポート③  2.12.2015

2015年2月14日

映画祭と国際交流基金が協力して、「フタバから遠く離れて」がベルリンだけでなく、ドイツのケルンでも上映されました。

世界遺産ケルン大聖堂でおなじみのドイツ西部の大都市。人口は約100万人で、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンについで4番目に大きいとか。今でもローマ帝国時代の建築、文化の名残が感じられます。

そこのHiroshima Nagasaki Park にあるケルン日本文化会館で、「フタバから遠く離れて」、「同 第二部」が二日間に渡り上映されました。

僕は二日目に参加し、上映後のQ&Aを行いました。
そして、伊澤史朗双葉町長のメッセージ・ビデオも上映されました。
フクシマの悲劇を二度と繰り返してはならない、という強いメッセージが伝えられました。

印象的だったのは、なぜ日本は過去から学ぼうとしないのか、ということ。

ドイツは(紆余曲折がたくさんありましたが)フクシマのおかげで脱原発に舵を切った。日本は、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと来て、なぜ国民がもうたくさんだ!と声を上げ、政治もそれに呼応しないのか、という問いです。

311後の反原発デモや世論調査で国民の半数以上が脱原発を望んでいるのに、選挙となると自民党が大勝してしまう、民意のねじれ状態について話しました。

(舩橋)


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Category:Berlinale 2015